『名無し月のおしゃべり』終了しました!

『名無し月のおしゃべり』賑やかに終了いたしました。
ご来場の皆様、ありがとうございました。
出演者、スタッフの皆様、感謝、感謝です!

イベントの扉は熱い女神に開いて欲しい!
そんな私の贅沢な望みを叶えてくれたのが響子
生活という殻を美しく守るために1番望むものを後回しにしてきた疲れを、彼女の歌に力強く吹き飛ばされて、翌日は何かがあちこちで変わる気がする…。
激しく流れるギターの川に映る鋭利な歌声が、聞く人を正直にしてしまうんだな。
私はレポ用の写真を撮るのも忘れて、ただ一粒の涙をこぼさないようにステージに見入ってしまいました。
ごめん、主催者失格。

友達が撮ってくれた響子、解像度低くなりますが...

幸せな観客スイッチが入りっぱなしのままで、Yaeko.Aを迎えました。
ただちょっとさっきの失敗に学んで、写真が撮れるよう舞台袖で聞くことにする。

スィートな歌声。
彼女の歌を聞いた女性があとでこう言のを何度聞いたことか。
「あんな声に生まれたかった!」
もちろん私もそう。
しかし今回Yaekoさんのオリジナル曲ソロを初めて聞いて、自分が憧れたものの本質に気づいてしまった。
その甘いようでいてクールな距離感のラブソング…
これって峰不二子でしょ。
すべての女の子がこうなりたいと願うスィートでクールな女。
ね?やっぱり峰不二子だ。
彼女の場合さらに聖母の顔をもう1枚持っているんだけど。

前半は女神たちの歌声に溶ける時間。
後半からはゆるゆるお話語り弾き語りタイム…

落語弾き語りのふぁにけんの出番です。
落語ブラボー!
粋を何より重視する江戸の、言葉遊びの時間。
ひとことひとことがやたら面白く感じる上に形美しく響くんだな。
美しい響きという部分に、落語と音楽との共通点を感じました。
リズムもあるしね。
広い意味では文学全般そうであるべきなんだけど、話芸という点ではやはり落語は一歩音楽に近い!と強引に言い切りたいと思います。
次は客席でゆっくり笑いたいなあ。

そしてここでスペシャルゲスト、片岡大志の登場!!
どうしてこんな人を知ってるの?
イベントに呼べちゃうの?
と聞かれるのですが、縁とは不思議なものとしか言いようがない。
それを言うならこの日の出演者とのつながりが全部奇跡みたい。

大志君は短編映画みたいな歌を歌ってくれた。
私がこの歌が大好きだっていうの、知っていたっけ?
歌が響きわたるほどに街が広がり、男の非凡な日常の物語が色鮮やかに動き出すの。
主人公の男の息づかいや(歌に主人公を感じるって珍しい)
日本とは違う日光の色まで見えて来る。
お酒のグラス片手にね。
ああ、他の物語も聞きたくなってしまう!
映画的歌シリーズの夕べ、なんて見てみたい。

そしておしまいにキャロライン葵としてステージに立ったわけですが...それはまた明日。